Jul 2002
16/Tue 「 触れるという行為 」
「触れる」という行為に、ワタシはとても弱い。
モチロン好みの人の場合に多いのだが・・・恋心なんつー感情が、
まだ始まっていない男性に、触れられたりしてもだ。(笑)
靴売り場で気に入ったサンダルを見つけ、サイズを出して貰う為に店員を探す。
「22cm、有りますか?」
「少々お待ち下さい。」
デパートには珍しく、男性社員が応対してくれる。
取り出したサンダルを、タイプの彼は履き易い様に手で押さえてくれる。
足を差し入れた瞬間、ふっとその手にワタシのかかとが触れた。
ちょっとドキドキする。
「ちょっと小指が当たるみたい。」
「では、もうワンサイズ上をお持ちします。」
そしてまた彼の手に、ワタシの足が触れた。
かーなーりードキドキする。
「宜しかったら、色違いもお出ししましょうか?」
なんて言われた日にゃあ、眩暈がしそうである。(笑)
17/Wed 「 触れるという行為 その2 」
行きつけの美容室に行った。
ワタシの担当はいつも決まった女性なのだが、しかしシャンプーは何故か、
若く、しかもタイプの男性スタッフがしてくれる事が多い。
(美容室の男性スタッフって、何気にカッコイイ人が多いのは何故だろう?)
マントみたいなのを着ける折、首の部分をキツク絞め過ぎない様にと、彼らは
かなり顔を近づけて確認してくれる。(笑)
当然、指がスッと首筋に触れるでしょう?
そして襟下に挟まれた髪を取り出す為、頭をなぞる様にしてワタシの髪を束ねる。
その時たいてい彼らは、うなじに優しくその手を滑らすのだ。
前述の日記の、最初のドキドキ度を<1>とすると、今回のドキドキ度は
<3>くらいかな。(笑)
シャンプー台で椅子を倒す時、頭部を支えてくれる。
男性は手が大きいので、とても安心♪
洗っている時は、触れられているという感触がさらに強いので、ちょっとした
恍惚感である。
特に髪の後ろ側を洗う時なんかも、頭を抱えるので身体も触れちゃったりする。
しかも、顔の上に布を置くじゃない?
それが目隠しみたいで、さらにドキドキ度は<6>くらいにUP!(爆)
そしてマッサージ。
これは、かなりキマスね。(^^ゞ
だって背中から上を、全〜部触るんだよー?!
ドキドキ度は・・・<9>くらい。 (二桁は行かないトコが微妙〜)
鎖骨辺りまで触れられた日にゃあ、思わず声が出そうだっちゅうの。(笑)
20/Sat 「 触れるという行為 その3 」
奥歯が痛くて、歯科医を訪れたワタシ。
もうね、かなり前から痛かったんだけど。
旅先で我慢出来なくなると困るので、意を決して出掛けた。(笑)
その先生は、家族が何度もお世話になっているので、安心して任せられる。
しかもオトコマエ・・・。
勘のイイ皆さんなら、もうお解かりですね? (^^ゞ
はいその通り、またドキドキして参りましたとも。(爆)
男性の顔の前で、大きく口を開ける。
この行為というものが、如何に恥ずかしいコトかお分かりだろうか?
だから自然と、目を閉じてしまうのだろう。(ずっと開けている方がオカシイ。)
しかも唇を引き下げられたりすると、かなり間抜けな顔になるし。
口の中に、口内用ミラーやその他の棒などを差し入れた状態で説明されれば
返事をする折は、唇を付けずに「学級文庫」って言う時と同じ状況になっちゃう。
そんな無防備な自分をさらす事は、例えて言うなら・・・知り合い程度の男に
M字開脚をするくらい恥ずかしいと、ワタシは認識しているのだ。(大袈裟)
しかも苦痛に眉をひそめた表情をしたり、あっ・・とか思わず声が出ちゃったり
かなりエロティックな状況。
だがその無防備さを何度か曝け出す内、何故か先生には好意すら持つ様に
なってしまうから、あ〜ら不思議。(笑)
頬に触れられる。
顎を持ち上げられる。
目は閉じ、ドキドキして待っている。
これじゃまるで、口づけを待つ純情可憐な乙女の体勢ではないか。(恥)
薄目を開けてみる。
この後自分にされるであろう、麻酔注射を打ったり歯を削ったり・・・といった
SMチックな治療を前に、タダでさえドキドキしているというのに。
鋭い眼差しの端正な先生の顔が、10cmくらい先の所にあったもんだから
さらに心拍数は、上がる上がる。
これ以上ここへ来ると、先生に恋をしてしまいそうで・・・ワタシ恐いっ。(笑)
松田聖子のビビビッと来た気持ちが、解ったような気がした。
24/Wed 「 昼下がりの官能 」
また会いに来てしまった。
初めてじゃないのに、慣れなくてまだドキドキするのはどうしてだろう?
ここへ来るといつもそうだ。
身体が勝手に反応し、自分ではコントロール出来なくなるのが解かっている。
Mは、ワタシが巻いていたバスタオルを取り上げ、仰向けになるよう指示した。
「痛かったら言って。」
ハイと返事をしながら、少しは耐えようとワタシは思う。
我慢出来る痛みは、確実に「快楽」とリンクしているからだ。
ワタシの身体をほんの少し傷付けながら、Mは天気の話なんかを始めた。
軽いエクスタシーを何度かくれた後、今度はうつ伏せになれと言う。
一呼吸おくと、足の裏に冷んやりしてトロリとしたモノが垂らされた。
記憶に有るいい香り・・・そう、これは蜂蜜の匂いだ。
ふくらはぎから太腿へ、Mの手は蜂蜜を延ばしながら上へと滑って行く。
タダでさえ興奮しているというのに、これ以上摩擦係数が無くなったら
どうしろと言うのだ。
付き合いは浅いわりに、Mはワタシの快楽のツボを良く知っている。
声を上げそうになると、その指はスッと別の場所に移動したりする。
そんなテクニックも、もう当たり前の様に使う。
蜂蜜にまみれた淫らな指が、わき腹から背中に沿って静かに滑り、
ワタシの快楽中枢を刺激するうち、吐息は嗚咽に変わる。
そして・・・嗚呼、また会いに来なければと思う。
いや必ず来ると、もう心に誓っている。
ちょっと無理な体位ですら、声を出しながらも受け入れてしまう自分に
もう後戻り出来ないと、認識させられるのだ。
こすり上げられ、揉みしだかれ、快楽の上に快楽を塗り重ね、しばらく経つと
心地良さの為に、体勢を変える事すら億劫になっていた。
何度も逝かされると、もう自分の身体ではない様な気がしてくる。
これ以上はもう無理・・・と感じた所で、タイミングを計った様にMは言った。
「コース終わりでーす。お疲れ様ぁ。」
Mとは・・・そう、マッサージの人(恰幅の良い韓国人のおばはん)の「M」。
最近ハマっている日帰り温泉の、垢スリ&マッサージのひとコマ。
おあとが宜しいようで・・・。