想いしは夢が傷跡恋文に 笑顔変わらず写真の二人
飛ぶ勇気無かりし吾は弱き人それでも夢はシュールな光
天空の翔けるペガサス追いかけて 夢は登りし儚き虹を
愛だけを記憶に留め眠り姫 夢で逢う人変わらぬ姿
今もなお忘れ難きを夢に見て 春風歌う君の想いを
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無限大広がる夢に願い馳せ 現の翼地球を翔る
流星になって飛び出す夢を見て宇宙(そら)の藻屑となってみたいな
一つ空海の隔てし大地より 夢よ飛び込め時空と化して
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ボサノバをノクターンにして夜想う 風は香りて夢路遥かに
夜想曲やがては朝に陽は昇り 夢想きらめき 時の四十万に
愛こそは夢路遥かと揺れ動き支える掌しだれる様に
切なきは遠い夢路にありにけり 甘いサウンド今宵も流れ
まどろみて夢さえ忘れ暗闇に浮かんだフレーズ聴くともなしに
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一片の雪になりたし儚くは掌に融け一時の夢
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夢を見て現を知りて撞着に悩むは無償の愛を求めて
生きるとは砂の嵐に包まれて曇りし夢を光に求めて
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恋すれば浮世の夢に身を任せ 醒めても美酒は忘れがたしと
ぬくもりをまどろみながら夢枕 寝ても醒めても恋の残り香
幽玄の世界はこんな惑い風 迷子になって夢なら醒めて
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引き潮に光輝き永久の夢 愛の記憶に想い溢れて
愛の夢砂の記憶に刻まれて 零れる闇にざわめく波に
暗黒の海は眠りて朝を待ち 冷えた砂のみ夢にあらずや
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美しく木陰に沈む紅の 君立ち止まり夢に咲く花
花の家(や)に咲き乱れるは夢心 乱れる雲も風に流され
雨の中君は誓いし戯れに 夢は咲くのか蕾の紫陽花
花を見て美しきを知り その調べ絶えず流れる在りし日の夢
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人生を一区切りして何思う 夢路遥かに虹を渡りし
手毬歌すでにどこかへ消えてった幼き日々は夢路を彷徨い
暗き森 夢路遥かに誘われる 蛍の呼び声光の舞へ
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何思う夕暮れの山夢は消ゆ 語らいは閉じ残光が雲
一雫掬う星屑哀しき葉 星は瞬き崩れ去る夢
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春風に誘われたるは木漏れ日の夢路を往かん甘き香りよ
あしたをと思う心の見る夢よ 風は流離い花咲き乱れ
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