最終更新日 2002/05/31

Tanka

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飛ぶ勇気無かりし吾は弱き人それでも夢はシュールな光

  (「NHK歌壇」5月号  伊藤一彦 選  「夢」または自由  佳作)

 


 

ちょうどラサちゃんとの連歌で、オリンピックに引っ掛けて、ジャンプ台を飛ぶとか飛ばないとかいう短歌を詠んでいたうちの一首だったと思う。
一首だけ眺めると、背景文脈の欠如した世界・・・
それが逆にメタファーをクリアにしてしまうのかもしれない。

シュールな光・・・・
夢はシュールな光。
ジャンプ台を飛ぶことはないだろう・・・
あのジャンプ台の高さを考えると、ストックもなしに飛び出すわけで、それを考えると自分には永遠に無理だ。
スピードと高さ・・・・
マッドな競技だと思ってしまう。

神の愛か・・・・・
あれもシュールな幻ではなかったのかと思うことがある。
つまりは実証できないからだ。

実証できないことに比較すれば、実証できることの簡単さ・・・
そういうことばかり考えているからダメなのかもしれないけれど、流れということで考えるとそこには何やら不可思議さすら感じてしまう。

偶然・・・
すべてが偶然だ。

シュールな光との出逢いが、もしかすると、自分を書かせているのかもしれない。

運命に導かれるように、短歌との出逢いがある。

「みんなで戦争を無くそう!」
「飢餓の子どもたちを助けてあげよう!」
人を思いやるこころ・・・ 恋の短歌・・・ という順番だったらしい。

そこで、サイトにイラストを使いたいからという理由だけで、短歌を詠み始める。
ほんと、ささやかなキッカケに過ぎない。
それがいつの間にやら、本当にテロが発生し、きな臭くなり、それでも短歌だ。

テロが発生しただけで、ボランティア・バナーが規制されてしまう。
それが現実なのだろうか?
たしかにチクリが発生したのかもしれないし、体制の決定に対して、反戦を訴えるということが、或いは、政治的な事柄を敬遠したくなるのはナチュラルなのかもしれないし、うちのサイトはそういう類のサイトではないと語ったところで、時代の流れというものには逆らえないのかもしれない。

宗教が原因となれば、宗教すら批判のターゲット・・・
それが現実だ。

人間なんていつの時代も変わらない。

などと横目に眺めているうちに、不穏な空気は落ち着き、今では再び何事も無かったかのように人々は生きている。
いつ何が起こっても不思議はない。
それでも人は生き続ける。

感情の嵐の中で、せっせと短歌か・・・

サイトだけでも誹謗・中傷・嫌がらせだ。

どこにもバーチャルな世界など存在していない。

前へ出る勇気の無さ。
それはいつも感じている。
弱き人か・・・・

神の愛を受けたら、それを誰かに返さなければならない?

なんだか・・・・・
ほしいと願って与えられたものではない。

偶然だ。

なんかね・・・・
そういう自分の弱さを歌った歌なんだけど、それがあっさり入選してしまうと、短歌の因縁というものを感じざるを得ない。

短歌は研究などと違って実証する必要性もなければ、知識もスキルも無くても入選だ。
こういうオポジットな世界をどうやって受け止めていいのやら悩む。

一体、世の中どーなっているんだか・・・

(『屁理屈にっき』 2002/05/15より)

 

 

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