TANKA/ALICE/DODOITSU

好きすき好きと　言われてみても　あなた遠くて　逢えぬ人 Lasa

そろりそろりと　もぐり込んでは　恥かしいよな　触るひげ Lasa

つないで欲しいの　あなたとわたし　ふかくふかくと　青函に Lasa

惚けてや　霧の小橋も　透いて見え　踏み外したる　恋の道よな Lasa

粉糠雨　枯葉の上に　降りかかり　境内の闇　鐘の音を呼び AKI

ひとごとと　言われて悲し　秋雨に　途惑う蝶の　恋煩い Lasa

秋なのに　蝶の舞うかな　四国路に　戯れ遊ぶ　幼児のよう Lasa

秋空に　蝶の漂う　古里や　時空の彼方　流れ去り行き AKI

庭先に　枯葉まいまい　銀杏の　落ちた実拾う　背に夕日かな Lasa

流れ行く　浮雲の間の　父の顔　朋に雲乗り　旅やしたきも AKI

辿りつき　雲り乗りても　尚高く　何故に届かぬ　天なる神に Lasa

浮いてみて　また沈むかな　浮世草　花の咲くまで　実の秋（みのる）まで Lasa

わからないわかをよんだのわかかったわかしたおゆでわかめらうめん　　　　nbys

どうしよう　どしたらいいの　どれみふぁそ　おんぷあっても　ごせんなしだよ Lasa

千年の恋　嵯峨野を歩く　紫の　追い風残り　今も香りて Lasa

恋するはせつなき匂ひの香る道　道行く人も通り雨かな Rind

時雨れさし肌に染み入る冷たさに蹴鞠もつらき揚げ羽の君よ Lasa

今生きる　寂聴庵も　嵯峨野にて　よきころあいは　よき死期という Lasa

行き暮れて　漂う当ての　無い儘に　老いを迎えて　響く鐘の音 Rind

老いらくの　恋もあるよと　父は告げ　朝も早よから　お手紙三昧 Lasa

目に見える　矛盾の茨を　掻い潜り　棘に刺されて　痛みをぞ知る Rind

法衣無く　教会も無く　ただ与う　深き愛ゆえ　真理なるかな Lasa

信仰の　ゆるがぬ愛を　傷み知る　パトス沁み入る　燃える炎に Rind

我が神も一人身ゆえに我が道を行き一人身ゆえに痛み受けしか Lasa

ゆらゆらと　燃える炎の　光射し　生きる希望と　愛に包まれ Rind

恩恵の　光り返せる　その日まで　信じ仰ぎて　我も進まん Lasa

静寂の　詩の世界より　舞いいずる　天使呼ぶ声　光輝き Rind

和加奈さんデザインの投稿作品です。

このひな形は「アリス.htm」と言う名前で解凍されます。

alice.mid
踊る電子メール , Lasa , Rocky , atashi , 11/28/2001

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