―――  同居物語 10 ――― 

「少し、ご無理のしすぎではありませんか?」
月影が倒れたと聞き、速水は見舞いに訪れた。
月影はマヤが飛び出して行った後、軽い心臓発作に襲われたのだ。
2、3日入院すれば、元の生活には戻れ、今回はさほど重病という訳でもなかった。
「公演が近いんです」
月影の言葉にマヤからそのような事を聞いていた事を思い出す。
「真夏の夜の夢でしたかな」
速水の言葉に月影は笑みを浮かべた。
「相変わらず、情報が早い事」
皮肉めいた笑いを浮かべる。
「今回はあの子を使うと聞きましたが」
速水の言葉に月影は最近のマヤを思い出した。
「いえ、今回は役を降ろします」
月影の言葉に真澄の表情が変わる。
「役を降ろす?」
彼女が降ろされるなんて余程の事がない限りありえない。
「えぇ。今、マヤは芝居なんてできる状況ではありません。あの子は今、他の事に気をとられすぎのようです」
月影の言葉に真澄は思いあたるふしがない訳ではなかった。
きっと、彼女が芝居に集中できないのは自分といるからかもしれない。
「真澄さん、どうかなさいまして?」
考えるように黙る彼を月影は不思議そうに見た。
「いえ。何でも・・・。他の事に気をとられるとおっしゃるが、それは何だと思いますか?」
月影は一瞬、考えるように沈黙を置いた。
「・・・恋・・・。あの瞳はまさしく恋する者の瞳」
月影はマヤの瞳を思い浮かべた。
最近の彼女はいろんな表情を浮かべるようになった。
それは役者として大いにプラスになる事だが、溺れすぎてはいけない。
「・・・今、あの子は激しい恋でもしているんでしょう」
さすが、月影だと思う。
何もかも彼女は見透かしているようだ。

「先生!!」
突然、病室にずぶ濡れになったマヤが現れる。
速水は思わず、視線を彼女に向けた。
そして、マヤも速水の姿に戸惑ったような視線を送った。
言葉なく、二人は見つめ合う。
その空気に月影はただならぬものを感じた。
マヤだけではなく、あの速水真澄がガラリと表情を変える。
月影は初めて彼のそんな表情を目にした。

「マヤ、何しに来たのです」
月影の言葉で、二人は我に返ったように、ハッとした。
速水は無理矢理仏頂面を作り、マヤから視線を外す。
「先生が・・・倒れたって聞いて・・・それで、私・・・」
月影を見ながら、おどおどと答える。
「私はやる気のない人はいらないと言ったはずです。今のあなたと話す気にはなりません」
厳しい月影の言葉に真澄は思わず、マヤを抱きしめてやりたいと思ったが、拳を強く握り、耐えた。
「先生。すみません。もう、二度とあんな事はしません!だから、だから・・・私にチャンスを下さい!」
懇願するように月影を見つめる。
その瞳に芝居への情熱を感じると、月影は一瞬、穏やかな表情を浮かべた。
「いいでしょう。ただし一週間後、私がもう一度稽古を見に行く時までに役を掴むのです。
できなかった場合はあなたを今回の役から降ろします」
月影の条件にマヤは頷くしかなかった。
「わかりました」
マヤは月影におじぎをし、一瞬速水に視線を向けると、病室を出て行った。

「相変わらず、お厳しいんですね」
マヤがいなくなると、速水が口を開く。
「・・・真澄さん、マヤを甘やかさないで頂戴。今のあの子に必要なのはあなたの腕の中ではなく、芝居なのです」
月影の言葉に驚いたように瞳を見開く。
「一体、何の事です?俺とあの子は犬猿の仲ですよ」
誤魔化すように苦笑を浮かべる。
「真澄さん、私の瞳は節穴ではなくてよ」
真澄は月影のその言葉には何も答えず、会釈をすると、病室を後にした。


「・・・速水さん・・・」
病室を出ると、廊下で彼女に会う。
すぶ濡れの彼女が痛々しく見えた。
「どうした?まるで嵐の中にでもいたようだな」
心配するように彼女を見つめる。
マヤは弾かれたように彼に抱きついた。
「会いたかった・・・。昨日の事、あなたに謝りたくて・・・」
彼女の言葉に胸が潰れそうになる。
「・・・マヤ・・・」
彼女に応えるように、彼も腕を回し、強く彼女を抱きしめる。
「・・・ごめんなさい・・・。私、あなたに酷い態度をとった・・・」
「・・・いいんだ。気にするな」
優しい声で話掛ける。
「私、私、あなたの事を好きになりすぎて、感情がコントロ−ルできないの。
だから、あなたに会えない間は凄く、不安で、寂しくて、一分一秒たりとも離れてはいられない。
心が寂しいって、泣くの。あなたに会いたいって叫ぶの・・・。
自分でもどうしていいのかわからないぐらい、あなたが好きで・・・」
不安気に彼を見つめる。
彼はその言葉に胸が熱くなった。
「昨日、あなたの帰りを待ってて、私、見てしまったの。あなたがあの人といる所を・・・。
そしたら、急に胸が痛くなって、あなたにあんな態度をとってしまった」
彼女の言葉に理香子が浮かぶ。
昨夜はたまたま彼女に送ってもらったのだ。
「彼女とはもう何もない。仕事だけの関係だ。今、俺が愛しているのは君だけだ。君だけが愛しいんだ」
愛しさを伝えるように腕の中の彼女を見つめる。

「・・・速水さん、私、部屋を出ます」

マヤは雨の中で考えていた事を口にした。
その言葉に鋭い痛みを感じる。
「これ以上、あなたとはいられない。あなたを好きになりすぎてしまって、私、怖いの。
自分が見えないの。だから・・・部屋を出ます」
彼には彼女を引き止める事ができなかった。
月影の言葉の通り、今、彼女を邪魔しているのは自分自身なのだ。
「・・・わかった」
静かに瞳を閉じ、彼はそれだけ告げると、彼女の額にキスをした。
「・・・さよなら・・・」
マヤは小さく告げると、彼に背を向け、廊下を歩き出した。
小さくなる背中を真澄はじっと見つめていた。



マヤはその日の内に、彼の部屋から元のアパ−トへと戻った。
もう、彼と生活を共にする事はないだろう。
それから一週間、マヤはひたすら芝居の事だけを考え、稽古に稽古を重ねた。

「マヤ、もうその辺で・・・」
尋常ではないマヤの様子に、皆が心配になる。
マヤにはその声が聞えていないようだった。
彼女の人格は消え、役だけが残る。
動き、表情の作り、それらは全てから北島マヤという人格がなくなっていくようだった。
もう、こうなっては誰も彼女を止める事ができない。
彼女が納得するまで演じさせるしかないのだ。

「あんたには負けたよ。本当に・・・」
麗はそんなマヤの姿を見守り続けていた。





「社長、そろそろお帰りになった方が」
この一週間、速水も尋常ではない仕事ぶりをしていた。
通常の三倍以上の仕事量をこなし、それでも足りないというように今夜も遅くまで、オフィスに残っていた。
さすがの水城もただ事ではない様子に心配になる。
「・・・君は先に帰りなさい。俺はまだ手をつけたい仕事があるから」
書類を見つめたまま、答える。
「・・・それに、家に帰っても・・・一人だから・・・」
一瞬マヤの姿が脳裏を掠める。
「えっ?」
小さく呟いた彼の言葉に眉を上げる。
「いや、何でもない。とにかく、俺はもう少し仕事をしていく」
ハッとし、水城を見る。
「ほどほどになさいませ。無理をしてお体をお壊しになったら、元も子もございませんから」
それだけ告げると、水城は社長室から出て行った。




「・・・速水さん・・・」

役から離れ、素の北島マヤに戻ると、堪らなく彼の事が恋しくなる。
もう、一週間彼の顔は見ていなかった。
一緒に生活をする前は、一週間どころか、一ヶ月以上会わない事はざらにあったのに・・・。
今はもうそれだけで息もできなくなる。
自然と涙が溢れてくる。
「・・・マヤ?」
隣で眠っている彼女が泣いている事に麗は気づいた。
アパ−トに戻ってから毎晩のようにマヤは布団の中で泣いていた。
その涙が何なのか麗にはわからない。
聞いても彼女は曖昧に答えるだけで、何も言ってはくれない。
母親が亡くなった時の彼女も痛々しかったが、ここまで酷くはなかった。
それとは全く別の悲しさにマヤは耐えているように思える。
「・・・何があったんだ・・・?」
諭すような麗の声が聞える。
マヤはビクリと体を動かし、麗の方を向いた。
「・・・麗・・・」
涙に濡れた瞳で彼女を見つめる。
「話してみなよ。少しは気持ちが楽になるかもしれないよ」
麗の言葉にマヤは瞳を閉じた。
「ある人を好きになったの。とっても、とってもその人の事が好きで・・・、
もう、自分でもどうしたらいいのかわからないぐらい、好きで・・・」
瞳の中に速水の姿が浮かぶ。
「離れている間はとても、寂しくて、胸の中が苦しくて・・・」
マヤの言葉に麗は何となくわかっていた気がした。
きっと、好きになった人というのは紫の薔薇の人なのだろう。
「だったら、会いに行けばいいじゃないか」
マヤは閉じていた瞳を開いた。
「駄目。それだけはできない。今はあの人には会ってはいけないの。
私、あの人に会ってしまったら何も見えなくなってしまう。
紅天女の事も、お芝居の事も投げ出してしまう。だから、今は会えない・・・」
マヤの想いに胸の中が切なくなる。
「そんなに好きなのか・・・。でも、マヤ、そうやって気持ちを抑える事も大切かもしれないけど、無理をする事はないよ」
麗の言葉に瞳を見開く。
「会いたいなら、会いにいけばいいじゃないか。
その人を好きになったからってあんたから芝居に対する情熱は消える訳じゃないんだ。
芝居も、その人の事も同じぐらい好きなんだろう?」
そう言われてみて、考えるように、想いをめぐらす。
確かに麗に言われた通り、速水の事も芝居の事も同じぐらい好きだ。
「どっちか片方って考えるから息が詰まってしまうんだよ。いいじゃないか。両方好きなんだから、好きで」
何だか目の前がパァ−と開けた気がした。
出口のない迷路から出られた気がする。
「・・・麗・・・」
久しぶりに笑みを浮かべる。
「さぁ、そろそろ寝よう。明日は月影先生が来る日だろ?またこの間みたいに遅刻したら、大変な事になるぞ」
「うん」
その夜、マヤは速水の夢を見た。
彼に抱きしめられ、心の底から落ち着く事ができた。




マヤと離れてから一月が経とうとしていた。
その間、彼女の顔は一度たりとも見てはいなかった。
どうやら、彼女が月影の試練に耐え、降板の心配はなくなった事は部下からの報告でわかっていた。
しかし、会いには行かなかった。
彼女にとって彼の存在は今は邪魔以外の何ものでもない。
会いたい気持ちに耐え、彼は今日も人並外れた量の仕事をこなしていた。
胃がキリキリとする。
彼女が出て行った日から、その痛みは酷くなるようだ。
「・・・社長?」
水城は彼の顔色が悪い事に気づいた。
額に冷や汗さえ滲む。
真澄は突然、咳き込み、口から血を流すと、意識を失った。




「えっ・・・速水さんがいない?」
マヤは大都芸能を訪れていた。
今度の公演を観てもらおうとチケットを持って来たのだ。
見知らぬ秘書から聞いたその言葉に何か嫌な予感がする。
「あの、では、どちらに行けば会えるんですか?」
その言葉に秘書は答えなかった。
彼が入院した事は口止めされているのだ。
「申し訳ございませんが、お答えする訳にはいきませんので。何か伝言でしたら、お預かり致しますが」
そう言われて、マヤはチケットを入れた封筒を差し出した。
「あの、じゃあ・・・これを渡しといて下さい」
公演は2日後に控えていた。
直接渡したかったが、そんな時間はなさそうだ。
「かしこまりました」
秘書が受け取ると、マヤは深くおじぎをしてその場を後にした。


「あら?これは?」
真澄の病室から秘書課に戻ると、机の上に置かれた封筒に目を止める。
何だか、気になり手にとってみる。
「あぁ。それは先ほど、北島様がいらして、社長宛に置いていったものです」
その言葉に、水城はハッとした。
封筒の中を開けて見ると、それは芝居のチケットだった。
今これを真澄に届けるべきか迷う。
彼には休養が必要なのだ。
これを見せたら、病院を抜け出してしまうかもしれない。
「・・・北島マヤが来た事は社長には言っては駄目よ。それから、このチケットは私が預かるわ」
水城はそう言い、秘書課を後にした。




「・・・速水さん、来てくれたのかな・・・」
公演初日、マヤは客席に視線を向け、彼の姿を探した。
しかし、彼らしき人物は現れない。
芝居が始まれば、マヤは役に集中し、余計な事を考えなかったが、初日の舞台が終わると、
彼の事を考えずにはいられない。

「マヤ、あんたに届いているよ」
麗に呼ばれ、振り向くと、両手いっぱいの紫の薔薇を抱えていた。
「あぁっ!紫の薔薇!!」
大切そうに麗から受け取り、愛しむように抱きしめる。
胸の中に愛しさが広がる。
ここに彼がいなくても、もうそれだけで満足だった。





「今日だな・・・」
ポツリと真澄が呟く。
「えっ」
その言葉に水城は彼の顔を見た。
「いや、何でもない・・・」
彼の顔色はまだすぐれない。
つい、昨日も大量の吐血をし、周りの者を冷や冷やとさせたばかりだった。
彼の言葉に水城は、彼女が彼に贈ったチケットの公演が今日だった事を思い出した。
時計を目にすると、公演はもう、終わっている。
「・・・私、あなたに一つ隠し事があります」
水城の言葉に窓の外を見つめていた彼は振り向いた。
「えっ?」
躊躇いを浮かべた彼に、水城はマヤから預かっていた封筒を差し出す。
「2日前、あなた宛に彼女が持って来たんです」
封筒を受け取り、中を確かめてみると、それはチケットだった。
水城が口にした”彼女”の正体が誰かわかる。
「申し訳ありません。もっと早くお渡ししたかったのですが、あなたの健康状態を考慮し、渡せませんでした」
水城は深々と頭を下げた。
「・・・いや、いいんだ。彼女が俺の所にこれを持ってきた事を知れただけでいい」
彼の瞳に切なさがともる。
「少し、疲れた。一人にしてくれるか?」
彼の言葉に水城は病室を出た。




「初日の成功おめでとう」
アパ−トの前で誰かに呼び止められる。
振り向くと、水城がいた。
「・・・水城さん・・・」
水城の表情はいつになく緊張感に漂っている。
「少し、私に時間を貸してくれるかしら?」
水城は速水の病院を出た後、いても立ってもいられなくなり、マヤのアパ−トの前に来ていたのだ。
彼女に会うことも、呼ぶ事もせず、痛みに耐えている彼を、もう見てはいられなかった。
今日、チケットを見つめていた彼はほんの一瞬穏やかな表情を浮かべた。
その時、知ったのだ。
誰が一番彼を癒す事ができるか・・・。
「実は社長が入院したの」
水城の言葉にマヤは瞳を限りなく見開いた。
「・・・速水さんが!」
突然の知らせに胸の中が張り裂けそうだった。
一刻も早く、彼の元に駆けて行きたい。
「えぇ。だから、これから私と一緒に社長の元に来てくれないかしら」
「お願いします!私、私、速水さんに会いたいです!!」




コンコン・・・。

ぼんやりと、天井を見つめていると、扉が叩かれた。
「水城くんか?」
そう答えると、ドアが開き、マヤが立っていた。
真澄は信じられないものでも見るかのように彼女をじっと見つめた。
「速水さんが入院したって聞いて・・・、それで、水城さんに連れて来てもらったんです」
戸口に立ったまま、彼女が口にする。
彼の顔を見ると、最後に病院の廊下で会った時よりも、随分と痩せたようだ。
胸が締め付けられる。
「・・・マヤ・・・」
彼がそう名を口にした途端、彼女は彼の元に駆け、胸の中に顔を埋めた。
「会いたかった。会いたかった・・・。あなたに会いたかった」
彼を力強く抱きしめ、たまっていた想いを吐き出す。
「あなたに会いたかった!」
彼の顔を見つめる。
「あぁ。俺も会いたかった・・・」
彼女を抱きしめ、告げる。
二人はしばらく、一寸の隙が入る事も許さぬように、抱き合っていた。

「・・・星を見つけたんだ・・・」
ポツリと彼が呟く。
「今夜、東京の空に輝く、星を見た」
彼の言葉をマヤは静かに聞いていた。
「・・速水さんの願い事は叶いましたか?」
マヤを見つめ、微笑む。
「あぁ。君に会えた」
穏やかな表情を浮かべる。
マヤはそんな彼に満面の笑みを見せた。
そして、ずっと考えていた事を口にする。

「・・・速水さん、私が紅天女を演じられるようになったら・・・結婚してくれますか?」

その言葉に彼の瞳が見開かれるのがわかる。
マヤは頬を真っ赤にしていた。
「・・・あの・・・無理にとは言いませんが・・・」
彼が固まったように彼女を見つめていると、もじもじと俯く。
次の瞬間、マヤは息もできぬ程、強く抱きしめられた。
「驚いたな・・・。俺の願い事通りだ・・・」
彼女の耳元で囁く。
「えっ?」
彼を見る。
「俺の願いは君とずっと一緒にいる事だ」
彼の言葉に瞳を見開く。
「・・・返事はもちろん。OKだよ。ちびちゃん」
彼の言葉にマヤは幸せそうに笑う。
「速水さん。大好き!」
マヤは感激したように、彼の首に腕を回す。
そして、二人は幾度となく、キスを交わしあった。



彼と彼女の結婚式はその日から丁度二年後に行われた。
もちろん、マヤが紅天女を掴めた事は言うまでもない事だろう。
沢山の人に祝福され、それはとても幸福に満ちた式だったようだ。





                                 終わり
連載期間
2002.2.28〜4.1

メニュー



【後書き】
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
十一年前に書いた作品です。当時の私は大学生で速水さんが大好きな妄想バカでした(笑)
今読み返すと稚拙で、ところどころ突っ込みたくなる所は沢山ありますが、好きな作品です。
プロットもなく、勢いのまま書いていた面白さがこの作品にはあると自分で思っています。
今はこういう作品書けませんね(苦笑)

今回読みやすいようにレイアウトを直しました。
2013.9.22
Cat




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