The past, the future, and present−Prologue−DISCLAIMER:The
characters and situations ofthe television program "The x-files"
arethecreation and property of Chris Carter, FOX Broadcasting and
Ten-Thirteen productions ,No copyright infringement is intended.
TITLE:The past, the future, and
present−Prologue− AUTHOR: Cat
「この子を預かって下さい!」 それは突然の出来事であった。 夜中に激しく叩かれたアパ−トの扉を開けると、そこにいたのは見知らぬ女性。 「・・・あなたなら、この子を守れます。どうか、お願いします」 切迫した様子で3,4歳の子供をモルダ−に抱き渡す。 「えっ、あの・・・」 モルダ−が困惑していると、その女性はにこやかに笑った。 「あなたなら、きっと・・・。さよなら」 よく見てみるとその女性は見覚えがあった。 「君!」 モルダ−が呼び止める間もなく、彼女は去っていった。
午前9時51分頃
XF課
ダナ・スカリ−はもうすぐ、午後10時になろうとする時計を見つめながら、眉間に皺を寄せていた。
「・・・遅い!!」
5分後にスキナ−との会議があったスカリ−は苛立ちが募っていた。
今日の会議の資料はモルダ−が作るという約束だったのに、資料どころか、当の本人はまだオフィスにさえ
現れていない。
「はぁぁ・・、たくっ、どうする気なのかしら」
一人呟き、スカリ−は仕方がなく、彼の携帯に電話をかけた。
しかし、数十回目のコ−ル音の後に出たのは・・・。
”現在この電話は電源が入っていないか、電波の届かない所にあります・・・”
という機械的なアナウンスだった。
「もうっ!あれほど、居場所がわかるようにって日頃から言っているのに・・・」
軽くモルダ−の席を睨む。
「・・・知らない・・・。もう、どうなっても知らないから・・・」
そう呟くと、スカリ−はとりあえず、今あるだけの資料を手に、スキナ−のオフィスに向かった。
午前6時25分頃
TLGのオフィス
「おい、モルダ−こんな朝早くから何だよ」
子供連れのモルダ−にフロフキ−が眠そうに目をこすりながら口にする。
「あぁ。悪い」
モルダ−はげっそりしたような顔色だった。
「何かあったのか?」
バイヤ−ズが現れる。
「うん?その子はおまえの隠し子か?」
ラングリ−が茶化すように言う。
「いや、実はこの子の事で調査を頼みたいんだ」
モルダ−はそう言い、3,4歳の少年の方を見つめた。
1964年
午後11時36分頃
某工場地帯
「あの子はどうした!」
男は凄い剣幕で女にまくし立てた。
「・・・何の事」
顔色を変えずに男に言う。
パシッ!
男の手が女の頬を思い切り叩く。
女はその反動で地面に倒れた。
「私だって・・・君に手荒な事はしたくないんだ」
悲しそうに女を見つめ、倒れた彼女を起こす。
「・・・どうして、あの子に構うの?あの子は普通の子よ」
女は辛そうに眉を潜めた。
「だが・・・あの子には大きな使命がある・・・」
現在
午前2時40分
モルダ−のアパ−ト
コトン・・・。
スカリ−がカウチで転寝をしていると、物音がした。
ハッとし、目を覚ますと、そこには今日一日中探していた人物と、見慣れない男の子がいた。
「・・・やぁ・・・スカリ−・・・来ていたのか」
「モルダ−・・・今日の無断欠勤の理由を聞かせてもらおうかしら」
鋭い視線でモルダ−を睨む。
「・・・お説教を聞く前に、君に頼みが・・・」
そう言う、モルダ−の顔には冷や汗が浮かんでいた。
「・・・モルダ−?」
不審に思い、彼に近づくと、その表情は苦しそうだった。
「・・・モルダ−、何があったの!」
彼に駆け寄り、身体を支える。
「・・・この子を頼む。名前はウィリアム・・・」
最後の力を振り絞るようにそう言い終わると、モルダ−は意識を失った。
To be continued
【後書き】
久しぶりのXFficです♪
何となく事件ものが書きたくて書いてしまいました。
まずは序章です♪
さて、今後はどうなるんでしょうか(笑)
2001.10.28.
Cat
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