今日は公欠。テニスの支部大会。

勝てば県大。

負ければ引退。

…そんな試合。

とりあえず試合結果。

1回戦…6-0
2回戦…6-0
3回戦…6-3
4回戦(ブロック決勝)…4-6

てなわけで。最後の最後で負けてしまいました。「ラケットに当てるだけ、繋いで繋いでコチラのミスをひたすら待つだけ」と言う一般的に誰もが嫌うタイプのプレイヤーに、してやられました。こっちも繋ぐのは得意なので相手の戦法に乗ってやったら、気がついたら普通は約20数分で終わる試合が1時間を軽く越える長丁場に。で、4-3でリードしていたものの逆転され終了。いかにも自分らしい最後(の試合)でした。
ラケットはガットを張り替えたばかりで打球感がいい。ストロークもよく走る。数週間前フォームを改造したらやたら入るようになったサーブの調子も悪くない。体調もまずまず。天気は快晴、風もあまり気にならない程度。
つまりは、絶好のコンディション。
そんな中での敗北。その相手も、まともに強いのでなく、トリッキープレーヤー。自分に似ていて、1番嫌なタイプで、一番やりがいのある相手。成績的に見るとかなりの各上。だからこそ余計に倒しがいがある。そんなヤツと、いい勝負をして、負けた。原因は、力量・精神力のわずかな差であり他の環境要因は見当たらない。今までで一番満足いく試合内容。

でも。だけど。

引退はしたくなかった。もう少しだけやりたかった。
うちの学校の3年で、引退決定は自分だけ。同じくブロック決勝で負けた二人は、ダブルスで残った。ちなみに自分はダブルスに出場していなかったため、シングルスで負けた時点で終了だった。その二人のダブルスの試合(決勝)は、自分の中学ソフトテニス時代のダブルスのペアで、今も塾等でよく遊ぶ友達(他校)。成績では、明らかにその友達のペアの方が上。だけど、うちの学校のペアが勝った。ものすごく調子が良かった。きっと、今までで一番の出来。接戦を制し、引退を免れ、最後の県大へとコマを進める事の出来た二人は、ものすごく嬉しそうだった。逆に他校の友達の方は、ものすごく怒っていた。あそこまで不機嫌になったあいつは初めて見た。シングルスの方で一応県大出場を決めているんだけど、それでもすごく怒っていた。

その時、なんでか、心の底から「もっとやっていたかった」なんて思った。

自分が負けた直後は、試合内容に満足していた事もあって、結構浮かれた感じで「引退かよー」みたく口にしていたんだけど。シングルスで負けたけどダブルスで勝ったうちの学校の二人と、そのペアに負けた他校の友達を見て、「続けたい」と言う感情が、どんどん沸き起こってきた。
二人が勝ってしまって、道連れがいなくなった、と言う感覚は確かにある。否定は出来ない。でも、それ以上に、自分にとってテニスをする事がいかに大切な事で、どれだけ自分を助けてきたのか、それが一瞬でわかった気がした。今まで何気なくやってきていたんだけど。ふいに。
「失ってみて初めてわかる」なんて格言そのままに。

2年に上がる直前の春休み、ずっとダウン気味だった自分が、少しでも変わればいいと思って、中学時代からやっていて興味のあったテニスを始めた。
同級生は本当に我の強いヤツらばっかりで、1年遅れと言うのも手伝って上手い具合に解け込めなかった。でもメチャクチャいいヤツらで。テニスをする事自体が自分にとって楽しみだったし、新しい居場所を見つけた、と思った。かなり度胸はいったけど、手に入れた物はとても大きかった。
2年はクラスのメンバーも大正解で、すごくいい感じに自分を盛り上げる事が出来た年だった。きっとそれは、1年の時に我慢し続けた事へのご褒美でなく、第三者に(直接)頼る事無く自身で(テニスを始めると言う)変革を求めた事へのご褒美なんだと思う。とにかく、去年は正解だった。そしてその正解年間の火蓋を切ったのが、テニスとの再会だった。
知らず知らずの内に、ずっと支えられてきた。
ストレス発散の場であり、クラスとは違う友人との交流の場であり。
試合は、日々成長の成果を試す事自体が楽しかったし(経験者に混じってやってたので、実践ばかりで初心者でも成長が早いのです)、市内や県内の他校の友人がたくさん出来た。

「やっていて良かった」は、今日、「もっとやっていたかった」になった。

今年は、色んな物・事が「過去」になっていく。そうしなければならない。わかっている事だけど、認めるのは辛い。我慢するのは苦しい。一端見を引くだけならまだしも、完全に切り離さなければならない物もある。大学に入ったとして、自分は果たしてテニスをするだろうか?そこらへんは、まだ分からないけれど。

これから先、寂しく、物足りない気持ちが増えるだろう。その時自分はどうするべきなんだろうか?過去を振り返る?未来を期待する?何もかも振り切って今に没頭するような割り切った生き方は、残念ながら出来ない。

これからも、部活に参加する事は出来る。と言うか、6月にある団体戦の補欠として入っている為、一応参加しなければならない。それでも今までよりも頻度は減るだろうし、何よりも自分の気持ちが変化してしまっているだろう。練習だけで試合はなし、と言うのは、しばらくはとても楽な感じで楽しいだろうけど、きっと不満になってくる。そう言う物だ。
でもまぁ、参加しないよりはずっとマシなのでやるんだけど。応援ももちろん行く。応援するのは大好き。中学の頃から(テニスに限り)応援席筆頭だった。今も変わらず。仲間が勝つ、と言うのは本心から嬉しいので。

相手の笑顔が見られるのなら、出来る限りの事はする。
昔からそう言う気があるんだけど、これもその一環?まぁ、悪い事じゃないだろうし。

最後に。

1年、2年と一緒のクラスで、テニス部に誘ってくれ、今日ダブルスで大勝利を挙げたペアのマサヤとハヤ君、努力と根性で勝ちあがるヤマネッチ、対称的にメッチャアバウトのクセにやけに強いタロウ、プレイスタイルが独特な上に強くて、よくチャリがパンクするジロウ、一つ下のルーキーで結構サッパリしてるツツミ、今度試合するって約束した後輩のミヤタ、フォームがすごく綺麗なオカ先輩、衝撃的に上手いハヤシ先輩、あと、他大勢の後輩たち。
中学時代ペアで、高校で硬式始めてからついに開花したナムサン、中学時代何故かすごく仲良くて、これまた高校で硬式始めて開花した後輩のチカ、今日何気に応援してくれたクニヒロ、以前試合して以来時々話す一つ下ながらえらく強いウエノ、LENOのバンドのベースで、ライブでも試合でも顔を合わせる、元気で友人思いで体格がいいマツムラ、試合中一生懸命で礼儀正しくて、自分に負けた後次の自分の試合の応援してくれたり、帰りの電車が同じだった時にたくさん話した一つ下のササキ、そのササキと同じ高校の嫌味ばかり言ってくるけど面白いその他後輩たち。
いつもガットを張ってくれて、「緒方直人に似てる」なんて言ってくれたり、ラケットカバーが破れてたのをガットを張る為に預けている間にこっそり縫ってくれたりもした、テニスショップ店長と店員さん。
そして、その他、時々話してみたり、試合をしてみたり、自分を何らかの関わりを持ってくれたたくさんの人達。


本当に、ありがとう。


これからも、よろしく。



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