乙子クロニクルLVE


第弐拾五話「乙子、宙(そら)へ」



「く、くそう、これが『言い訳仕様のない赤裸々な事実を世間一般に公表する男』の真の力…」
「フッフッフ…ドウデゴザルカ!ワガハイノコノスーパーパワー!!」

「ちぃ!あいつは何を苦戦しているんだ!」
「そうよ!ウーパールーパーとエリマキトカゲの区別すらできないような奴に!」 
「あ、あいつら好き勝手言いやがって…」 

「しょうがねえ、俺達が手伝ってやるよ。これ、貸しだかんな。」 
「そうね。小野田サンパークのジャンボパフェ(千円)、1年分ね。」

「フン、コシャクナ!コレデモクラインシャイ!!」 

「え、これは!!まさか『消しゴム落としちゃって拾おうとしたら隣の席の女子も拾ってくれようとして思わず手を引っ込めたら向こうも同時に手を引っ込めちゃって、じゃ俺が拾おうって手を伸ばしたらその子も同時に手を出してきちゃって……」

「!!!や、やめろ!!それ以上言うなぁ!!!」 

「…お互い手が触れ合って目が合って苦笑いしちゃって…顔赤らめた瞬間、[おう、どうしたんだ○○ぅ?]なんて先生の声でハッとなって思わず立ち上がろうとしたら机の角に頭思いっきりぶつけちゃって…』ってなビーム!!?」

「ぐ、ぐああぁああぁ!!!!!!!」 
「フッフッフ、コレデオマエモオワリデース!」  

「ま、まずい、後は乙子だけだ…まかしたぞ、乙子…宙(そら)へ…ぐふっ。」


続きません。



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