この物語に、終わりは来ない。 今こうして、誰かがこの話を読んでいる事も、きっと、アカは予測しているだろうし、弟の想像の範疇だろう。 もちろん、私が両者と距離を置いた場所から、このような文章を書き上げた事も。 もし、途中で飽きて閉じてしまったとしても、それでも、あなたの心の中で、この物語は続いて行く。 この世界で生きる事が、大好きなあなたへ。 幸福を感じているのならば、あえて考える必要は無いかもしれない。 けれど、これを伝える事が、私の生きている証だとすれば、私はやはり伝えざるを得ない。

back 　index 　next